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いろんなことを楽しむ才能

今日は公開に合わせて「金メダル男」を観てきました。
宣伝を観ていてすごく楽しみにしていたのですが、うーん、まあ、普通に面白かった・・?(笑)途中、ちょいと長かったような気がします。
でも笑いあり涙あり喜びあり人生の悲哀あり。充分楽しめました。
 
以下ネタバレというのは殆どありませんが、内容に触れてる部分もあるので、観る前に避けたいという方はバックプリーズ。
感想というより映画を観てて思ったことです。
 
この映画の主人公は、「一等賞をとること、金メダルをとること」に魅せられ、いろいろなことにチャレンジしていく、一人の男です。
一等になること、が目標なので、一つのことをとことん突き詰めてやることはしません。
一等になれれば(一等という基準も曖昧ですが、学年で一等でも地域のコンクールで金賞でも)そのことに興味はなくなってしまう。あるいは、あまり自分に向いてないことの場合は、すんなり諦めて次にいったり。
途中、周囲の人から、何か一つのことに集中したらどうか?というアドバイスも受けますが、この主人公の興味は、そのこと、スポーツだったり書道だったり絵だったり、にある訳ではないので、とにかく次から次へと新しいことにチャレンジしていく。途中途中で自ら新たなジャンルを開拓したりもしています。
 
でね、今の日本て、どちらかというと一つのことを突き詰めて、石の上にも三年じゃないけど、こつこつ努力して、いずれは花開く、みたいのが賞賛される雰囲気が、ありますね。
芸能人とかでもさ、デビューしてすぐブレイク、とかじゃなくて、下積み時代に苦労して何年…てのがあった方が好感度が高かったりする。
 
で、いきなり自分の話になりますが、私はかなり、飽きっぽい性質です。
最初の勤め先は8年いて、あの時はほんとに頑張った。その後、2年くらいで転職したところも何か所かあるし、職種自体、途中がらりと変えているし。
 
仕事以外でも、いろんなことに興味を持っていろんなことに挑戦するんだけど、一向に続かない。
ここ数年で私がちょっとかじってでも続かなかったもの、
ベリーダンス
インディアンダン
ジャンベ
ボイトレ
糸紡ぎ
刺繍
イーオネヤ(これも刺繍みたいな)
太極拳
パステルアート
三線(これだけは楽器があるから習ってなくても家で弾いてるけど)
 
多分まだまだまだある。笑笑笑
 
わりと最初のうちは、筋が良いって言われるんです。
覚えも悪くないし、不器用でもないし、リズム感も悪くないし。
でも、暫く通っているうちに、あ!という間に飽きてしまって、もういいかなーてなってしまう。
 
わりと、子どもの頃からそうだった。
そろばん、お習字、エレクトーン、いろいろ習って最初のうちはそこそこ出来るんだけどある程度までいくと飽きてしまって、練習を、続けることが出来なかった。
 
そのことに、ものすごーくコンプレックスがあったのです。
なんで私は何をやっても中途半端なんだろう?
なんで最後まで頑張れないんだろう?
…って。
 
一つのことを突き詰められる人に、ものすごく憧れます。
職人さんとか、むっちゃカッコイイ、て思うし、技を持ってる人って無条件できゅんきゅんします。
でもそうやって、一つのことを突き詰められるかどうかって、もう単純に、その人の気質なんだと思うんですね。
向き不向き、秀でている部分苦手な部分、誰にでもある。
同じだけ努力したら、誰でもウサイン・ボルトになれるわけではない。
生まれついて持った骨格や筋肉というものが、やはりある。
 
だから、一つのことを極められる、というのはその人の才能。
でもそれが出来ないとして、いろんなことをたくさん経験していろんな楽しみ方を知る、というのも、やっぱり才能なんじゃないかと。
 
だからこの映画の主人公の、ひたすら一等賞を目指す、というのもものすごい才能。
(個人的には新しいジャンルを開拓することころがもう少しみたかったなー)
 
私は私で相変わらず何一つ身に付かず、いろんなことにちょいちょい手を出してはすぐ飽きてってやってるんですが、まあそれも、いろんなことを楽しむ才能があるってことで。
いいかなぁと思ってる最近です。
 
今やってみたいのはとりあえず、ボルダリングだったりする。